今さらながら俺は『幸平』
過去は振り返らない楽天主義者w
そんな俺だが、破滅へのカウントダウンを指折り数え始めていた。
何をするにも何を言うにも、ひとつの疑問が前頭葉あたりをかすめていく。
これでいいのか…
10…9…8…7…6…5…4…3…2…1…
新年度に入り慌ただしく過行く日々に、心が悲鳴をあげた。
ゼロ
急に今まで普通にこなしていた仕事が全く出来なくなった。
手が震え、全身がしびれ始め、負の思考が頭の中を支配する。
もはや自分ではどうすることも出来ない。
次の日もその次の日も全く同じ状況だった。
もうこの仕事は出来ないと悟った。
会社に戻ってから上司に打ち明けた。
嫌だからといって仕事から逃げたのは初めてだった。
俺のちっぽけなプライドが粉々になったようだった。
コメント
それは逃げじゃ無いょ。
自分を護る為の選択をしただけだょ。