第8話 あきらめも肝心

ハードボイルド日記

薬に頼ってしまった自分が嫌だった反面、薬で落ち着いてホッとしている自分もいた。

いろいろと考える余裕も出来た。

「やはり適応障害はすぐにでも治したい!」

根本的なことは分かっている。

でも具体的にどうすればいいのか分からない。

病院にも定期的に通っていたが、薬をくれるだけの先生をあてにはしていなかった。

うーちゃんメモ

この頃、うーちゃんメモなるものを作成して常に持ち歩いていた。

根拠は全くなかったが、いい習慣が身につけば病気も治るかもしれないという浅はかな考えだったw

で、思いついたことを書き留めていた。

  • 毎日募金する
  • 毎日トイレ掃除をする
  • 禁煙をする
  • 投資信託
  • 断捨離をする
  • 筋トレ
  • etc

(他にもいろいろと書いていたが、うーちゃんメモ自体どこかにいってしまったw)

いろいろ試してみたが、すべてではないがどれも中途半端…

全く変わる気配もなくダラダラと過ごしていた。


ネットでの情報収集には余念がなかった。

俺は発達障害!と決め打ちしてたから、本も数冊購入していた。

そんな中、気になる一文をみつけた。

『発達障害のひとは適応障害になりやすい』

発達障害のひとにとって、適応障害は二次障害と呼ぶらしい。

人と違うと感じたり、生きづらさを感じやすいから適応障害にもなりやすいらしい。

だったら、仮に適応障害がよくなったとしても、またひとと違うと感じたら今の状態に逆戻り…

現に発達障害のひとで10年以上適応障害で苦しんでいる人もいるらしい。

絶望感は全くなかったが、このまま一生薬漬けで生きていくというあきらめはあった。

「きっと、根本的な原因が解決しないとこのままなんだろう…」

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